京都大学硬式野球部・メッセージページ

  
平成16年度 春季リーグ戦  0勝10敗  勝ち点0 最下位
春季リーグ戦を終えて今思うこと

冬季練習

 個人的に主将として、迎える初めての冬。この冬をいつも以上に「勝負の冬」としてとらえ臨んだ。メニューを作るのも私が中心となる中で、自分を含め妥協はさせてはならないという気持ちで日々を過ごした。しかし、自分の考える練習へのやる気の大切さを重視する練習スタイルは崩したくないという中で、特にランニング練習には自分が学校で専門分野として学んでいる生理学的知識を使い、時に監督の理論を聞きながら新しいメニューも行った。結果として、走る量は例年にも劣らず、毎日我ながら充実した練習の日々であったように思う。その成果は、部員個人も感じていたように思う。


春季キャンプ

 例年通り宮古島で行われた春季キャンプ。今キャンプでは、通常行われてきた練習の流れを完全に一変することになる。フリーバッティングの方式や試合経験の無いメンバーが多いという理由から、毎日紅白戦を行った。このメニューも監督と相談して選手にも目的を理解させながら行ったので、危惧していた試合内容どころか毎試合緊張感のある紅白戦をすることができ、実戦感覚を養うという面で非常に効果的だったと思う。しかし、今思うとはっきり言って個人の技術アップに当てた時間が例年より短かったと思う。これは今後の反省にしていきたい。


春季オープン戦   8勝8敗

 京都に帰り、本格的にオープン戦の時期がスタートした。初戦、次戦と結果は敗戦であったが各自確実にレベルアップしており、期待感はあった。そして、その期待感は現実のものになった。強豪大学に連勝、そしてクラブチーム相手に完ぺきな試合運びで大勝。連勝していく中で各自練習に対する取り組みに間違いはなかったと自信を深めていった。その間、私は現チームで数少ないリーグ戦を直接知るものとして油断だけはしないこと、リーグ戦はこんな簡単なものではないことを言い続けた。しかし、このチームの力を過大評価無しに認めていたし、リーグ戦も苦しい戦いが続くが必ず何かしらの光は差し込むものと自信を持っていた。結局、最終戦の大阪体育大学にも内容の良い勝ち方で春季オープン戦を終えた。このオープン戦の結果は近年でもまれに見る好成績だったのは間違いない。またこの時期チームとしても活気ある練習が出来ていたし、メニュー的にもうまくやれたのでは、と思う。とにかくリーグ戦が待ち遠しいという初めての気持ちで開幕を待った。


春季リーグ戦・これから

 試合直前の練習中、部員2人が大けがをした。けがの内容はアクシデント的なものばかりで、流れの悪さを感じたのは否めないし、このメニューを作った自分を責めたりもした。このとき、チームにも何かしらの不安感が漂っていた。この状況でもチームを活気付けることができたのではないかと思うと悔しい。そして開幕戦。悪夢のうちに試合は終わっていた。そして時間はどんどん過ぎていった。次節立命戦。この試合でチームとしてこれまで築き上げてきた自信のようなものが音を立てて崩れていった。そしてその悪い流れはリーグ戦終盤になっても途切れることは無かったように思う。リーグ戦中私自身も自信を無くしていたし、練習メニューにも迷いが生じ、自分の意見を通すべきところで通せなかった。このことが何より悔しいことだった。首脳陣でのコミュニケーションが図れなかったと思う。この意思疎通の不行き届きがチームに派生した気がしてならない。この期間も練習には新しい風がどんどん入り、ある程度部員には苦労をかけた気がする。
 京大伝統の練習方法のいい面はたくさんある。しかし、その練習で私の知る限り最下位脱出をした実績が無いのは事実であり、この野球部に新たな風を吹き込ませる必要があるのもまた事実である。この夏の練習で主将としての課題はそこの判断に絞られると自覚している。チームの色は4回生が出すもの、我々が人に誇れるものは「野球への取り組み」しかない。とりあえず、結果が求められる中で各自がもっと考えることが必要かもしれない。