帯刀真吾 キャンプ日記

3月9日

 今日も晴れない。晴れないどころか寒い。宮古島に来ているのにぜんぜん日焼けをしない。寒いのを予想していなかった者は、長袖のアンダーシャツを持ってきていなくて困っているようだ。日高(2高津)は人に借りているそうだ。

 ところで、1日の練習はアップから始まるわけだが、そのアップの仕方がやや改良された。今まではランニング、体操、ストレッチの後、リンバリング(歩きながらの体操)を行っていたが、今日からランニングの途中にリンバリングを入れることになった。初めての試みに松村(4畝傍)も少し戸惑っていたようだが、何とか形になっていた。

 また、これは初日から行っているのだが、アップの中に「逆立ち」がある。逆立ちして歩くとなるとバランス感覚が必要であり、なかなか難しい。しかし、みんな日に日に上達しているようである。相原(2岸和田)、篠原(2星光学院)、土生(4泉陽)らは初日からすいすいやっていた。舛永(3柳井)はいまだに1秒静止することもできない。松野(3高知小津)は最初、桝永と同様ぜんぜんできず、また、頭から落ちたりしてみんなに笑われていたが、ここにきて2、3歩ほど歩けるようになった。そんな松野が一言。「舛永、案外へたやなあ」、舛永「・・・・・・・・・」。最終日には誰が一番長く歩けるか競争する予定である。優勝候補には監督から商品も出るそうだ。優勝候補としては前述の3人に着実に実力を伸ばしている松村を加えた4人が挙げられる。最終日が楽しみである。

 今日はOBから差し入れがいくつかあった。大下さん(H11年卒)らの回生からは朝の牛乳と昼のジュース。また、我が回生の野瀬(H12年卒)、林(H12年卒)らからカロリーメイトが届いた。岡村(3洛星)には野瀬から個人的に雑誌が入っている茶封筒が届いたが、難の雑誌デカは定かでない。

 今日2回目の紅白戦が行われた。7イニング行う予定であったが、雨のため5回で終了となった。結果は1−0で白組が雪辱した。しかし、松村、多賀野(3西大和学園)はチームが変わったため2連敗である。

 白組は初回先頭の篠原が、紅組先発の岡村からセンター前ヒットで出塁。篠原は盗塁も決め、その後2死2塁から4番佐藤(4久留米大付設)の打球は一二塁間へ。土生は追いつくが、ベースカバーに入った岡村へ悪送球。白組が先制した。白組はこの1点を相原、長田(2福岡)のリレーで守りきった。

 この試合一番目だったのは篠原であろうか。初回のセンター前ヒット、盗塁、そして2打席目にセーフティーバントとセールスポイントの「足」を十分に活かしていた。足を活かすためにこの冬から左に変えたばかりなので、まだ変化球には対応し切れていないものの、結果が出たことは非常に嬉しいであろう。今後の課題は変化球の対応と安定したスローイングである。篠原のような若い選手がのびてくると、チームの底上げにつながり、チーム力もアップしてくる。2回生は死にもの狂いで練習に取り組んで欲しい。

 今日、練習後に毎年恒例の花城さん主催の焼き肉パーティーが行われた。今年は取れたてのマグロも登場して、花城さんが「オレ、さばくのはじめてだ」と言いながら、しっかりさばいていた。2・3回生は宴会中盤から集まって、伝統の「XXXゲーム」などをしてわいわい騒いでいたが、中心になっていたのは4回生の中村(4久留米大付設)であった。

 それにしても花城さんは凄い人だ。ボクらにただで3台の車を貸してくれ、その上、このようなパーティーも全部花城さん持ちで開いてくれる。ボクらだけでなく、オリックスの選手ともパーティーを開いたりするそうだ。何でもそれらにかかるお金は全部で300万円にものぼるそうだ。「来年は500万使う」と言っていた。

 例年は花城さんパーティーが終わると、ホテルに帰るわけだが、今年の花城さんはいつになく上機嫌であり、最後に残った数名に「オレの家で一晩中飲もう」と言ってきた。監督、来田さん(H8年卒)、ボク、そして選手数名は、それを断ることができず、結局花城さんの家まで行くことになった。なんでも花城さんは昨年家を建てたばかりで白い大きな家には、ボクらみんな驚かされた。玄関入ってすぐの客間に案内されたのだが、そこがまた広かった。花城さんは「100人はこの家に泊まれる」と豪語していた。また、花城さんはボクらのために何十万もしそうなお酒を開けてくれた。その泡盛は40度とかなりきついお酒であったが、なかなかおいしいお酒であった。

 いろいろごちそうもしてくれたが、ボクらには「そろそろ帰りたいな」という気持ちもあった。しかし、それは花城さんが許さない。「朝まで飲むぞー」と叫んでいる。そこで、ボクらは花城さんを酔いつぶして、その間においとましよう、ということになった。案の定30分で花城さんは眠りについた。ボクらは7人目の子供を身籠もっている花城夫人に礼を言って帰ることにした。なんか花城さんには悪域がしたけれど、朝まで飲んでいては、こっちも体が持たない。ボクは「花城さんごめんなさい」tこころの中でつぶやきつつ豪邸を後にした。因みに、最後までの選手は、4回生の中村を筆頭に、大西(4高槻)、星野(3東山)、峯野(3北野)、川上(2岡崎)、徳永(2修猷館)らであった。

 結局、ホテルに着いたのは12時を回っていた。明日はオフなので、朝はゆっくり寝られる。選手ほどではないけれど、ボクも毎日フリーバッティングで投げているので、結構疲れている。別途に入ったらすぐ寝れそうである・・・。おやすみなさい・・・。(終)